★本ブログへのご意見・ご感想などは giverprojectjapan@gmail.com までどうぞ。


2013年7月31日水曜日

ネギ畑で考えたこと



もう彼これ15年ほど、毎週日曜日に近くの農家の農作業を手伝っています。
 主な作業は草取りで、残り4割ぐらいが種や苗を植えることと収穫です。

 ある程度育った苗はきれいに並べて、等間隔で植えていきます。その方がよく育ちますし、収穫も楽ですから。しかし、植え残った苗はいっしょにまとめて植えておきます。あとでダメになった苗のところに植え替えるためです。
 今年の梅雨は雨不足で、かなりのネギがダメになって(蒸発して消えて)しまいました。個別に植えると弱いということです。
 それに対して、植え残ってまとめ植えをした苗は元気です。
 いったいこの違いは何に由来するのでしょうか?

 一本一本バラバラに植えた苗は、暑さや雨不足には弱いのですが、それを乗り越えると大きく育ちます。それに対して、まとめて植えた苗は暑さや雨不測には強いのですが、大きく育つことはありません。
 ネギだけに限りません。玉ねぎも、稲も同じです。

 これって、けっこう人間にも言えてしまうでしょうか? (特に、この間の選挙などを見ていてそう思ってしまいました!)

 『ギヴァー』のコミュニティに居残ったら、ジョナスもひ弱なままだったでしょうか?それをあえて、飛び出すことで、大きく育つことを選びました。しかし、ただそれだけではありません。残った人たちにも、個々の記憶を取り戻してもらうことで、ひ弱なままではなく大きくなってもらうことを祈りつつ、飛び出したのだと思います。

 そんなことをネギの苗を見ながら考えてしまいました。

0 件のコメント:

コメントを投稿