今日から学校は夏休みというところが多いので、おすすめの本です。
『ギヴァー』と関連のある本の49でも紹介した、ポール・フライシュマン作の『ウェズレーの国』です。
仲間はずれにされていた少年が、
夏休みの自由研究に「自分だけの文明」
つくりだすという壮大な物語。
自分だけの作物を育て、自分だけの服を作り、
「遊び」を考えだし、「文字」まで発明する。
このうちの一つでも(あるいは、これに似たようなことが)やれたら、すごい自由研究になると思いませんか?
『ギヴァー』との関連では、共通に扱っているテーマとして「服従」と「同一化(画一化)」が含まれていると思います。 ← これらのテーマは、日本にとっての永遠の課題でもあります。
ウェズレーは、従うことや友だちと同じに振舞うことを拒否し、自分のやりたいこと/やりたい道を進み続けた結果、夏休みが終わって、学校が始まるときには、仲間はずれにしていたみんながウェズレーの国の住人になっていた、というハッピーエンドのお話です。
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