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2013年4月10日水曜日

首相、教科書検定制度を批判 見直し検討を示唆



 今日のニュースから。

 いよいよ、自分が本来やりたかったことに、手をつけ始めました。

 安倍晋三首相は10日の衆院予算委員会で、「(教科書の)検定基準に改正教育基本法の精神が生かされていない」と指摘し、教科書検定制度の見直しを検討する考えを示した。
2006年、第1次安倍内閣のとき教育基本法が改正され、「日本の伝統と文化を尊重」「愛国心、郷土愛」などが教育の目的として盛り込まれた。首相はこの日、「検定官自身にその認識が無いのではないか。初等・中等の段階で、日本人としての誇りや自信を持つことが教育の基本だ」と話した。
下村博文文部科学相も、3月に発表された2014年度に使う高校教科書の検定結果について「残念ながら新しい学習指導要領にのっとった教科書記述になっていない部分がある」と批判。その上で「日本に生まれて良かったと思える歴史認識を教科書に書き込むことは大変重要だ」と述べた。日本維新の会の中山成彬氏への答弁。
以上は、新聞の記事そのままです。

 前回の首相の時の遺産(というよりは、改悪?)の一つが、この教育基本法ですし、もう一つが、何の役にも立っておらず、無駄な時間とお金を浪費しているだけの教員免許更新制でした。

 「美しい国・日本」を声高に言うなら、まずは、道を歩いて、タバコの吸殻を拾うところからはじめてほしいと思いますし、目にきわめて優しくない日本の建築物や看板類をなんとかしてほしいです。それが、政治家としての優先事項ですから。そして、人の心の中になど入り込めるわけがないのですから(それができるときは、「洗脳」といいます)。

 そういえば、教科書検定自体が、ある意味で洗脳の手段と位置づけられていますね(それも戦前から。イヤ、学制がスタートした時から?)。それで教わる子どもたちの多くは、学ぶことが嫌いになっています。うさんくさい正解をテストのために暗記して、テストが終わったら忘れることを繰り返しやらされるのですから(もちろん、教える教師たちだって好きにはなれないでしょう)。

 こういう愚かなこと、『ギヴァー』のコミュニティではおこっていると思いますか?

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