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2014年1月4日土曜日

ジョナスのお母さんにとっての「よいこと・わるいこと」



よいこと・わるいこと その4 です。

①(15~16ページ)、司法局に勤めていて、一人の再犯者をしかるべき罪を与えて更生することを望んだが、それなのに、「その人物が再び舞い戻ってきたのだ。母はひどい失意と怒りにうちのめされた。彼の人生を変えられなかったことに罪悪感すら覚えた」
 「あのひとの将来を考えたら怖くなったわ」母は気持ちを明かした。
 「だって、三度目はないのよ。規則では、三度目の違反はただちに解放、とされているわ」
 解放されるということは、口にできないほどの不名誉であり、想像すらしにくいことなのだ。

②(33~34ページ)娘のリリーが出産母になりたいな、と言ったのを受けて、
 「そんなことを言ってはいけません。<出産母>はね、敬意を払われることがとても少ないのよ。三回出産して、それで終わりなの。その後は<老年の家>に入る日までずっと、<労働者>として人生を送るの。そんなふうになりたいの? リリー。三年間の無気力な日々、そしてその後はずっと、老人になるまで、つらい肉体労働が続くのよ」
 これは、完全に就職差別の発言!? それとも、歴然とした事実?!

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