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2014年2月2日日曜日

肉体と精神を考える



  2014年哲学連載19回目/『哲学してみる』の10回目。
 『哲学してみる』は、こういう書き出しではじまります。

 「肉体
  それは、物質的な存在としてのわたしたち。肉と骨からなっています。
  ある限られた時間存在するものであり、誕生ではじまり、死で終わります。
  肉体は必要です。肉体のおかげで、ひとは生命として存在することができるのです。
  わたしたちは肉体を養い、服を着せ、保護し、維持して、肉体からの欲求を満たさねばなりません。

  精神
  それは、非物質的な存在としてわたしたち。わたちたちを人間にしてくれるもの。
  精神がなければ、ひとは他の動物とおなじく一匹の動物にすぎません。
  精神は、わたしたちに理性と良心を与え、わたしたちに美しくて偉大なことをなしとげさせるものです。
  わたしたち自身から生じるものであり、理解したり、発明したり、夢をみたりすることができるようにもしてくれるものです」

 さて、私たちの社会と『ギヴァー』のコミュニティを、この肉体と精神の切り口で比較すると、どんなことが言えるでしょうか?

 このテーマの最後の方に、「ここで問題になるのは、肉体と精神の関係のなかでどちらが支配する側なのかを知ることです」と絵本には書いてあります。(これはとても、子どもを対象にした文章とは思えません!

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