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2010年7月20日火曜日

リーディング・プロジェクト

 「リーディング・プロジェクト」とは、子ども一人ひとりが自ら選んだ読むことに関するプロジェクトに2週間ぐらい取り組むことです(本の第12章で紹介されています)。

 読むことに関することであれば何でもOKです。子どもたちは結構創造力を発揮して、おもしろい、しかも役立ち、そして身につくプロジェクトを考え出すものです。リーディング・ワークショップ自体が「子どもが主役」の進め方をするのですが、中でもこのリーディング・プロジェクトは究極のワークショップと言えます。

 日本も早く「教科書を学ぶことが授業なんだ」(カリキュラム=教師が決めた路線をひたすらこなすこと、ないし教科書会社が考えたシナリオをカバーすること)という古めかしい考え方から脱して、それをこなす教師ががんばる授業から、子どもたちががんばる授業に転換してほしいです。(後者は、カリキュラムは指導要領や教科書を参考にしながら、教師と子どもたちが一緒につくりだすもの、という捉え方です。)そうならない限りは、なかなか「おもしろく、しかも役立ち、そして身につく」ことは期待できませんから。

 振り返ってみると、私はここ20年ぐらいずっとリーディング・プロジェクトをやってきたと思います。それほど、効果的で、役立ち、学びが多い方法なのです!! 仕事にも、趣味にも。また、リーディング・プロジェクトの多くは、ライティング・プロジェクトに発展しているぐらいです。

 ちなみに、私が最近取り組んだリーディング・プロジェクトには、株、読み・書き、学ぶこと・教えること、学校改善、リーダーシップ、絵本、旅行先のことについて(北欧)、画家のフェルメール(飛行機の機内誌が発端)、ボローニャ(井上ひさしの本が発端)、蓮如、オリバー・サックス、ジョーセフ・キャンベル、星野道夫、ジェーン・グドール、ローマ人の物語などが含まれています。そしてここ半年は「ギヴァー」プロジェクトが続いています。

1 件のコメント:

  1. ちょうど自分もリーディング・プロジェクトについて考えていました!http://gtyt.blog91.fc2.com/blog-entry-337.html

    それにしても、このブログはすごいリーディング・プロジェクトですね!

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