著者のローリーさんも、新しい表紙を気に入ってくれていました。
ちゃんと、自分のブログで表紙入りで紹介してくれていました。
http://loislowry.typepad.com/lowry_updates/2010/03/back-home.html
ご存知の方もいると思いますが、講談社版の表紙の写真は、ローリーさんが自ら撮った写真でした。その意味では、著者こだわりの表紙ではあったわけです。(残念ながら、日本ではそれほど好評ではありませんでしたが。)
ちなみに、表紙の人の名前は、カール・ネルソンという画家だった人です。(確か、カナダのニューファウンドランド島で)ローリーさんが雑誌記事を取材をした時に、自分で写真も撮ったそうです。
その時のインタビュー記事を読んでいるわけではないのですが、ネルソンさんの色を見分ける力に、ローリーさんは驚いたそうです。その色を見分ける力を、ネルソンさんが才能として持ち合わせていたものなのか、それとも画家としての仕事をする中で身につけたのかは、わかりませんが。
このことを、ローリーさんは『ギヴァー』を書くときに、ヒントにしたわけですね。
なお、ネルソンさんが晩年目が見えなくなったことも、ローリーさんが彼の写真を表紙に使う決断をした一つの理由だったそうです。
このように、いろいろなストーリーが前の表紙にはあったわけですが、新しい新評論社版の表紙にもあるのでしょうね。 著者自身が語るストーリーではありませんが、編集およびデザイン担当の人に聞いてみたい気がします。
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