★本ブログへのご意見・ご感想などは giverprojectjapan@gmail.com までどうぞ。


2010年8月5日木曜日

『ギヴァー』と関連のある本 34

 知り合いのFさんが、1Q84とギヴァーとの関連について書いてくれました。

 ギヴァーのコミュニティでは、社会にとって不要だったり不適応な存在は解放されますが、1Q84の世界でも、DVの加害者などが解放されていきます。どちらも解放という概念で、人の存在が別の世界へ移行していきます。

 また、生命を生み出すことが人間の愛ではなく、儀式や仕事で行われることについての警鐘も同様に感じられます。

 1Q84の中で、パシヴァ(知覚するもの)とレシヴァ(受け入れるもの)が「ギヴァー」におけるギヴァーとレシヴァーと同じ役割を持っているように思います。

 ギヴァー(注ぐもの)という概念が、人から人に与えるリレーではなく、光やシャワーのように注ぐものということに強く惹かれています。つまり、レシヴァーはモノを受け取るのではなく、浴びるというイメージにレシヴァーの主体性があると考えます。

 レシヴァー(記憶の器)は、記憶ばかりでなく、知覚する者(パシヴァ)でもあるのではないでしょうか。

 1Q84の中では、神の意思か邪悪なものかは混沌としていますが、真実に向かおうという力を与えてくれます。

 人が人であるために必要なものは?

 表現は違うけれど、読者に問いかける方向は関連しているように思います。

1 件のコメント:

  1. 私は、ベストセラーを読まないので、1Q84に何が書いてあるのかは、さっぱりわかっていません。

    村上さんので読んでいるのは、クリス・ヴァン・オールズバーグの絵本ばかりです。(村上さんが、そのほとんどを訳している)

    ずっと前からそれらと『ギヴァー』との関係をやりたいと思っていました。

    返信削除