中国人は三千年も前に変化の本、『易経』(“Book of Change”)を書いた。これはおそらく人間が書いた初の外なる宇宙と内なる宇宙の記録だろう。『易経』は占いの本として読まれてきたが、その英知は儒教と道教を育てた。そのページをめくるだけで人生の動きをのぞき見ることができる。妨害のあとには救済が、煽動のあとには平和が、出発のあとには帰郷がある。ユングは人生を「流動、未来に注ぎ流れるもの」と呼んだ。サン=テグジュペリは「人生は動きによって持続する。土台によってではなく」と言っている。
→ いわゆる陰陽の世界観。しかし、それがユングとサン=テグジュペリを引用している人生につながるとは思っていませんでした!!
129 <優しさ>と<友情>こそが、契りには必要。それは相手が男であれ、女であれ。
友情とは、共通の理解、共通のユーモア、ある種の率直さと正直さを意味する。
→ 日本での友情の定義とは若干違うでしょうか? 私はとても共感を感じます。
133 わたしは空費が嫌いである。悪、あるいは罪、あるいは邪悪を定義せよと言われたら、わたしはむだに費やすことと答える。才能、可能性、自由の空費、食べ物であれ地球の資源であれ、空費ほどもったいないものはない。刑務所、貧困、孤立、劣悪な教育、汚染、それに日の光よりも暗闇を好むとき人々に起きることもここに含まれる。
→ これらが彼女の行動の原動力!?
140 わたしは目に見えないものの蒐集家だ。目に見えないものはわたしを魅了する....私たちが知っていること、見えるものはごくわずかだ....たとえば、愛がそうだ。考え、神、未来、時間、信頼、希望がそうだ。わたしたちに明るさをあたえる電気だって目に見えないものだ。
わたしたち自身、本来は目に見えないものなのだ ~ ほかの人たちには大事な部分は見えないという意味において。わたしたちは氷山のような。ほんのわずかな一角だけが見え、残りは隠されている。だが隠されている部分もまた活発に生きているのだ。
→ とても哲学的?
142 自分を知ることができるのは、自分だけ。
→ 上とも関係しますが、自分自身で自分を知ることのできない人の方が多いのかも?
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